COUNT-0

突然発生した爆破事件。
最初は、コンビニののゴミ箱。
愉快犯による悪質なイタズラだと思われた。
しかし、二度、三度と繰り返される爆発事件は、回を追うごとに被害の規模は大きく、そして悪質化していく。
警察が対策本部を設置したのは、4度目の爆破が起こった直後だった。


鑑識員「携帯ですね。携帯電話の破片です。」
鑑識課のラボで遺留品を調べていた鑑識員はそう言った。
男「携帯電話?」
鑑識員「ええ、しかも今じゃ誰も使ってないんじゃないですかねぇ?メールもできない随分昔の機種ですよ。もちろんiモードなんて付いてません。あ、でも携帯同士でのメッセージはやりとりできるヤツみたいですね。」
男「そうか、ありがとう。」
鑑識員の話を聞くと男は少し考え込む。
今時誰も使ってない携帯電話。そもそもこの携帯電話の持ち主が誰なのかもわかっていない。持ち主のいない古い携帯電話が、なぜ事件現場に破片となって落ちていたのか?
男「すまないがこの件、しばらく他のみんなには黙っていてくれないか?理由は聞かないで欲しい。代わりと言っちゃ何だが、ラボの予算について一考しよう。少ない予算でやりくりしてるんだろう?」
男は疑問の答えを知ってか知らずか、鑑識員に口止めを頼む。
鑑識員「・・・わかりました。けど、いいんですか?こんな事が知れたらただじゃ済まないんでしょ?」
鑑識員は、またか。と思いながらも、男の要求を受け入れた。
彼自身、一時的にしろ事実を隠蔽するわけだ。ばれたらただでは済まないのだが、彼にとって予算という名の研究費はのどから手が出るほど欲しいもののようだ。
男「なに、2、3日黙っててくれればいい。」
男は そう言うとラボから去っていった。


新人刑事である「深阿多 相一(みあた そういち)」は、着任早々この「連続爆破事件」に捜査員の1人として捜査に参加している。
念願の刑事になって、最初の事件が今回の連続爆破事件とあり、彼は張り切っていた。
しかし、捜査は行き詰まり、犯人の目星すらつかないまま時間だけが過ぎていく。
事実、今回の連続爆破事件に関して、有力な遺留品も見つからず、また、犯人からの犯行声明もない。爆発物の特定もできておらず、犯人へ繋がる手がかりがまるでつかめていなかった。そこへきて今日、5回目の爆発事件が起こった。

 

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