この線路はどこへ続くのだろう?

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しばらくほったらかしだったこのコーナー。
久しぶりに復活させます。

8月28日(金)

この時、ベルリンで泊まるつもりであったのだが、物価高という噂を聞き、どこか田舎の方へいくことに。そこで、古城をユースに改装した施設があると聞き、そちらへ向かうことに。その地は「ヴィッテンベルグ」という。

なんちゃってレザーのコート。あんまりに寒かったので、119DMでコートを買ってしまう。
正直痛い出費だが、こう寒くてはどうにもならない。まだ8月だというのにほんとに寒いのだ。事実お店にはこんなコートが売っているくらいだ。
ベルリンはもっと寒いって聞いたしね。 防寒対策はしておかなくてはなるまいて。

 

さて、ヴィッテンベルグへ向かうには一度ベルリンまで行かなくてはいけない。一路、ハノーファーからベルリンへ。到着したのは15:00。ここからさらにヴィッテンベルグへ向かう列車に乗らなくてはならない。
駅員やら乗客にさんざん聞き回り、ようやくヴィッテンベルグ行きの列車に乗り込むが、どうやら正反対、ポツダム方向へ来てしまった。
なぜこんなことになったのかわからないが、とりあえず引き返すことに。
そこで、9月からドイツへ留学中の院生のおねーさんに世話になる。
彼女がいなければ、我々が間違いに気づくのはもっと遅かったかもしれない。

そんなことを3回ほど繰り返し僕らの乗っている車両の乗客全てを巻き込んで、どこどこの駅で降りて別の列車に乗らなければいけないとか、ベルリンまで引き返さなくてはいけないとか、車両内がちょっとした騒ぎになってしまったほどだ。小学生であろう女の子にまでいろいろ教えてもらったが、結局目的地にはたどり着けなかった。なぜか?

Wittenbergとwittenbergeを間違えてた。

前者が正解。

Wittenberge行きの列車の中で半泣きだった。
半泣きだった我々は、なぜかその列車の女車掌さんにこの列車の終着駅wittenbergeに泊まれるところはありますか?と、聞いてしまう。
ふつう、「知りません!」と言われてもおかしくないのだが、親切なその車掌さんは、わざわざ宿泊できるところを調べてくれ、その住所と電話番号をメモして渡してくれた。ありがとう車掌さん!このご恩は一生忘れません。

終点Wittenberge駅に到着。
田舎! そこは古き良き時代の面影を残す片田舎。
駅の改札で、現地のおねーさんに「スペイン人?」と言われた。
田舎者め。おまえら東洋人見たこと無いんだろう?
そんなこんなで、ガイドブックにも載っていないこの町、地図もないのでタクシーを使うことに。電車の中で車掌さんにもらったメモを見せ、ここに行ってくれと頼む。
一件目は、先客がおり泊まれなかった。
その時点で、泣き崩れた。
次を探す気力なんてこれっぽっちも残ってなかったんだね。
でも、よく見たらすぐ隣がもう一つの住所だった。ラッキーだ。

二件目は何とか泊まれるらしく、ドイツ語しかわからないおじさんだったが、なんとか泊めてもらうことに。
バス、トイレ、TV付きで1人30DM。安い。

  

ねる場所は確保したが、食べるものがなかった。
夕食付きではないので、自分たちで何とかしなくてはいけないのだが、なんといってもここは田舎!
お店が見あたらないのだ。
とっぷりと日も暮れた後だったせいもあるかもしれないが、町中真っ暗で、人もほとんど出歩いていなかったので、かえって怖かったくらいだ。
唯一ガソリンスタンドが煌々と光を発していたので、ふらふらと立ち寄り、中の売店で冷凍物のピザとハンバーガーを「チン」してもらい、それがこの日の夕食となる。

そして夜が明けると、この田舎町の全貌が明らかになるのであった。

次回予告

よくわからん、片田舎へ来てしまったが、それはそれでよかった。
しかし、そろそろ二人に疲れが見えはじめる。
どうする!?まだ旅は半分ほどしか終わっていないぞ!!

次回第15話「旧東」

田舎もいいが、都会の方が便利だよね。